マハシヴァラトリのお祝いは今日です。
瞑想が深まる最適な1日があるとしたら、2023年は新月をお迎えする明日2月18日です。
そう言われてもまったくピンとこないかもしれませんが、普段から瞑想を実践している人、タントラのプラクティスをしている人にとって今日は瞑想の吉兆日です。
そもそもマハシヴァラトリとはいったいどんな日のことなのでしょうか?
シヴァとシャクティの結婚式マハシヴァラトリ
Maha = 偉大な
Ratri=夜
という意味なのでマハシヴァラトリは
「シヴァの夜」
「吉兆の夜」
「シヴァの偉大なる夜」
という意味ととらえることができます。
wikiにはこんなふうに記載されています。
色々な説があり、ある説によると、この日はシヴァがパールヴァティーと結婚した日と考える、シヴァとシャクティの習合を物語る行事と見る、又ある説によると、この夜にシヴァ神が宇宙の創造、維持、破壊のダンスを踊ったと考えている、又ある説によると、シヴァ神が、サムッドラ・マンタン(牛乳の大海の攪拌)の時に現れた毒、ハラーハラ(Halahala)あるいはカーラクータ(Kakakuta)を飲み、彼の喉にその毒を留めて、宇宙を救ったと考えられている。それ故にシヴァ神の喉は青くなり、ニーラカンタ(Nilakantha)と言う名で呼ばれるようになった。
ー中略ー
お祭りは、この夜が、シヴァ神を通して、自らと世界の「暗黒と無知を克服する」夜である故に、ジャーガラン(夜通し寝ないで、起きていること)をし、お祈りをすることが含まれる。 この日、信者達は、ヴェーダあるいは、タントラに基づいたお祈りをしながら、果物や、ベルノキの葉、お菓子、そして牛乳をシヴァ神に捧げる。信者の多くはシヴァラートリの儀式が終わるまで(朝から次の日の朝まで)断食(完全な水も飲まないものから、水だけを飲むもの、あるいは水と果物だけで、御飯は食べないなど色々な形の断食)を行い、瞑想をする。シヴァ神のお寺では、聖なるシヴァ神のマントラ、「オーム・ナマ・シヴァーヤ(Om Namah Shivaya)あるいはオーム・ナモー・シヴァーヤ(Om Nomo Shivaya)」、すなわちパンチャークシャラ・マントラ(Panchakshara mantra)を一日中唱える。
wikiより一部抜粋
シヴァの祝福が降り注がれる日
シヴァの祝福が降り注がれる1日ですのでオーム・ナマ・シヴァーヤというマントラを唱えたり、シヴァリンガともに座って瞑想、ナタラジ(シヴァの別名)瞑想など、シヴァを身近に感じる瞑想をトライする機会をご自身につくってみてはいかがでしょうか?
シヴァが駆けつけてくれるので瞑想するなら夜がいいですね! この日はヒンズーの人たちは夜中ずっと起きてシヴァを祝います。
シヴァの寺院がインドにはそこら中にありますが、いくつか特筆すべきシヴァ寺院があります。
もしあなたがカジュラホに行ったことがあるなら、今夜はぜひ、カジュラホの寺院に座って瞑想したスペースを思い出してください。
そして、身体は日本にあってもカジュラホに飛んでいってシヴァとともに瞑想することはできます。
毎年この時期は、私たちはカジュラホで瞑想リトリートをしていましたから、今日この日にカジュラホにいないことがむしろ少し不思議に思えるほどです。
まだカジュラホが未知のあなたへ
カジュラホ寺院の宇宙空間、タントラに興味があるなら本当に一度は訪れたい場所です。
昨年11月に2年ぶりに開催したカジュラホ瞑想リトリート。次回は未定ですが、今年秋にはまた日本人向けの瞑想リトリートを開催したいと願っています。
マハシヴァラトリをカジュラホでご一緒できる日まで、この写真からエネジーを感じてくださいませ。
シヴァにちなんだ瞑想技法をトライしてみる
ヴィギャン・バイラブ・タントラという名で呼ばれているシヴァが最愛の人シャクティに伝授した112通りの瞑想技法があります。
シヴァの最愛の人として呼ばれている名前には、シャクティだけでなくパールヴァティ、サティ、デヴィなどなど・・・実は呼び名がたくさんあります。
これらの瞑想法はどれも非常にシンプルなものばかりですが、それゆえに初心者にはピンと来ないことが多いでしょう。
ここでは、それ以外に簡単にトライできるシンプルな瞑想法をいくつかお伝えしますね。
シヴァラトリを祝う<1>マントラを唱える
Om Namah Shivaya
オーム・ナマ・シヴァーヤ
オーム・ナマ・シヴァーヤ
オーム・ナマ・シヴァーヤ
1時間くらいあるので、音楽をかけマントラを声に出しながら、歌って盛り上がってください♪
シヴァラトリを祝う<2>シヴァの別名であるナタラジ瞑想にトライ
シャクティと同じようにシヴァの呼び名もまた幾通りもあり、ナタラジはシヴァの別の名前です。ナタラジというのは「踊りの神様」としての意味があります。
20世紀最大のインドの神秘家Oshoは、この踊りの神さまを現代風にアレンジした瞑想技法を創り出しました。
それはOsho Nataraj MeditationTMという呼び名で世界中の瞑想者やタントリカたちに親しまれています。
これは、65分間の踊る瞑想です。
完全にシヴァに乗っ取られて自分が消えてしまったら、こんな祝祭はありません。
瞑想のやり方
まずはこちらの動画インストラクションをごらんください。65分間も踊りっぱなしというわけではありませんが、最初40分間は我を忘れるほど踊ります。
最初はぎこちないかもしれませんが、慣れてくると身体が自然と音楽に合わせて踊れるようになります。じっと静かに目を閉じて座るのが瞑想だと思っている人にとっては目から鱗の瞑想です。
踊るときには型に習う必要もないし、「こういうふうに踊る」べきスタイルは全くありません。それゆえに自分の内側に眠ったままの創造性を開花させていくことにも大きな助けとなる瞑想なんですね。
ナタラジはダンスのエネルギーです。これはトータルな瞑想としてのダンスです。内側のすべての境界が消え、繊細で、くつろいだ気づきが残ります。
この瞑想は3つのステージからなる65分の瞑想です。
第1ステージ 40分間
目を閉じ、とりつかれたかのように踊ります。無意識の層に、完全に自分が乗っ取られるのを許します。動きをコントロールしたり、起こっていることを見ようとしたりしてはいけません。踊りの中に、全面的に入り込みましょう。
第2ステージ 20分間
目を閉じたまま、直ちに横たわります。静かにじっとしていましょう。
第3ステージ 5分間
祝福のうちに踊り、楽しみましょう。
引用:osho.com
瞑想を実際トライするときのコツ
この瞑想を創ったOshoはこう語っています。
エゴの中心である踊り手を忘れ、踊りそのものになりなさい。
それこそが瞑想だ。
あなたが踊っていることをすっかり忘れるほど、
あなたが踊りそのものになると感じ始めるほど深く踊りなさい。
内なる境界は消えなければならない。
そのとき、それが瞑想となる
もし境界があれば、その踊りは一種のエクササイズだ。それは良い、健康的だ。
しかし、それはスピリチュアルとはいえない。
ただの踊りにすぎない。踊りは、それ自体いいものだ。踊りである限りそれはいいものだ。
踊った後、新鮮で若返ったように感じるだろう。
だが、それではまだ瞑想ではない。踊りだけが残るまで、
踊り手が消えなければならない……
脇に立ってはいけない、観察者になってはいけない。参加しなさい!
そして遊びに満ちているがいい。
この遊びに満ちるということばを覚えておきなさい——
私にとって、それがまさに基本だ
引用:osho.com
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