
ハートは変容する力を持っている
パソコンやスマホを見ている時間が長くなればなるほど、エネルギーは頭にあがってしまい不眠症になったり、不安や心配ばかりしがち。
頭で解決できることもたくさんありますが、今の私たちが必要としているのは深いところでのハートの滋養です。
世界中を駆け巡る不安や見えない未来の心配で頭が重くなるばかりでなく、ハートも重くなってしまいがち。
ハートにはハートの栄養が必要で、それは瞑想を通してのみ最深のハートの層へ滋養が行き渡ります。
そしてもちろん、ここでいうハートとは心臓ではなく、スピリチュアル・ハートのことですよ。
ハートには、頭では到底信じられない魔法の力が備わっています。
魔法って何なの?それ?と思うかもしれませんが、実際そうなんです。
それは痛みや、惨めさといった「いわゆるネガティブな感情や気持ち」を愛や喜び、きづきや至福といった「ポジティブな空間」に変容する力なんですね。
誰か特別な人や訓練を受けた人だけでなく、このハートの変容力、錬金の術は誰しもが持っている偉大なパワーなのです。
瞑想のチャンス、次回は9月5日(金)~6日(土)
実際にこの瞑想を試してみるだけでなく、その瞑想の科学と神秘を探求していくオンライン講座があります。

週末二日間瞑想の旅#23「Oshoハート瞑想スペシャル&ハートスペース・ミーティング」
■ 日時:2025年9月5日(金)〜6日(土)
■ 会場:zoomオンライン
■ 参加費:18,000円
■プログラム
1日目
ハートスペース・ミーティング 20:00~22:00
・タントラ・愛・創造性、テーマに関する参加者からの事前質問に全てお答えしていく内容です。
2日目
瞑想キャンプ 7:30~20:45頃
・Osho ダイナミックメディテーション 7:30~8:30
・午前セッション#1(約3時間)10:30~13:30
・午後セッション#2(約1時間)15:30~16:30
・Oshoクンダリーニメディテーション 17:00~18:00
・Sitting with Osho’s energy 19:00~20:45
(夜の瞑想)
■参加&視聴方法
お支払い完了後、ご注文頂いたメールアドレスに動画視聴用のリンクが届きます。
マイページにログインして、ご視聴ください。
■アーカイブ視聴期間
ライブ開催翌日より90日間視聴可能です。
今まさに、あらゆる人のハートに最も必要とされている瞑想法のひとつです。
瞑想のやり方はこちら↓
アティーシャのハート瞑想
〜外側の惨めさを吸い込み、変容する~
世界中の惨めさ、あるいは、浮かんでくる状況、特定のだれかの悲しみ。
痛み、苦しみ、惨めさ、哀しみ、怒り、緊張、不安、恐れ、闇、無意識、 私たちの本質を覆っているものすべて。
これをハートに吸い込み、そして、ハートを内側から感じて、見守って、 愛、光、喜び、気づき、慈悲、至福として吐き出す。
そして最後はサイレンスで座る。
アティーシャのハート瞑想の核はこの、外側の惨めさをも、 自分のハートに取り込んで変容させていく、というもの。
「まず自分から始めなさい」と、アティーシャは言います。
この瞑想するとき、どんな音楽を使ったらいいの?

自分の好きな音楽を使って好きな時間にやってみるということもできるかもしれませんが、実際のところ、瞑想した経験があまりない人や初心者は「好きな音楽」と言われてもピンとこないかもしれません。
そんな人にピッタリなのが、OSHO Heart Meditation™瞑想音楽です。
この瞑想をトライするときには、ぜひこの瞑想ミュージックを利用してみてください。
瞑想のやり方
息を吸って、吐く。
とても簡単な動作ですが、実際瞑想するときにどんな風にやったらいいのか。少し不安な方のために、わかりやすい方法をお伝えします。
でも、これはひとつの目安であって「こうしなければ」ということではありません。
この瞑想は座ってもいいし、立ち上がって音楽に身を任せて揺れてもいいし、自由度がある瞑想です。ここでシェアしている動画は20分バージョンで時間のない人のために作成されています。
瞑想の音楽って、どんな音楽?
聞いてみると分かると思うけど、ハートに心地よいソフト音楽なのに感情の深い部分にも浸透してくる不思議さがあります。
最近(といっても相当前のことだけど)になって、この瞑想音楽は新しくなったのだけど、最初はあまり馴染めずにいました。
でも今は、この音楽にすっかり慣れて心地よく瞑想空間に入っていけてます。
ストリーミング音楽サービスを利用してみましょう♪
この瞑想音楽を視聴できるサービスで最もポピュラーとも言えるのがSpotifyでしょうか。
シヴァシャクティもこのサービスを大活用しています。
Spotifyという会社はスウェーデン生まれの音楽配信サービスで、ひと言でいうなら「いつでも好きな音楽をラジオみたいに聴けちゃう」のです。
気になるデメリット
若干気になるのが、無料アカウントだと予期せぬタイミングで広告が流れてくることがあることかな。
瞑想している途中で全然違うコマーシャルが流れてきたら涙;)
こればかりは、どのタイミングで流れるのか?瞑想している60分間全く広告は入らないのか?検証された方がいたら教えてください。(私は未経験ですが。)
Amazonミュージックでも利用できます!
SpotifyではなくAmazonミュージック派という人は、こちらを活用ください。
OSHO Heart Meditation™のやり方
第1ステージ: 5分 ハートのなかへ
第2ステージ:15分 自分自身から始める
第3ステージ:15分 人類全体への慈悲
第4ステージ:15分 静寂
アティーシャについて
ハート瞑想を試したことはあるし、アティーシャという名前を聞いたことがある人もいると思うけどアティーシャがハート瞑想(という名前の60分の瞑想のことね)作ったの?というと、実際そうではないんですね。
アティーシャのハート瞑想というやり方は、Oshoが”The Book of Wisdom”という講話のなかで話されている内容が元になっています。
そして、アティーシャはチベット仏教のマスターとして有名かもしれないですが、驚くなかれ彼もまたインド人なのです。
彼は10世紀後半から11世紀にかけて存在した偉大なるマスターのひとり。
東インドのベンガル地方に生まれ、3人の光明を得たマスター(師)から教えを受けたと言われています。

偉大なる3人の師
アティーシャの3人のマスターの名前は、
- ダルマキルティ
- ダルマラクシタ
- ヨーギ・マイトレーヤー
アティーシャがそれぞれ3人のマスターから学んだことを、本当にざっくりとまとめてみました。
ダルマキルティ | 無心(ノーマインド)、空、無思考 |
ダルマラクシタ | 愛、慈悲 |
ヨーギ・マイトレーヤ | 行為の中の愛(他の人々の苦しみを受け取って、自分のハートの中へ取り入れる術) |
アティーシャは、偉大なる3人の師から空を学び、慈悲を学び、慈悲が降り注がれるアートをもってチベットへ渡り、人々の意識の変容に大きく貢献しました。
当時60歳を過ぎていたアティーシャが、生まれた地インドを離れチベットに移るという選択は、自分自身の決断というよりは目に見えない力に動かされたのだろうとしか思えません。
彼はチベットに渡った以後、インドに戻ることはなかったそうです。
アティーシャの教え
アティーシャの教えについて、もっと知りたい人は、是非この上下巻2冊を読んでほしい。
私自身、この講話(この本の内容は音声でも聴けます)は何度も何度も聴き、その度に新しい発見と驚きでよく泣きます。
電車やバスの中とかで読んでいると、思わず泣くことがあるので要注意!けっこう乗客がいた昼間の電車のなかで聴きながら、気づいたら涙がポロリ、、、となったことがあったので。(私だけかも)
自宅でじっくり読んで欲しい2冊です。

アティーシャの知恵の書(上)
オショー・ラジニーシ
(翻訳)スワミ・ボーディ・デヴァヤナ
市民出版社 2012年03月

アティーシャの知恵の書(下)
オショー・ラジニーシ
(翻訳)スワミ・ボーディ・デヴァヤナ
市民出版社 2013年06月
7つのマインド・トレーニング
アティーシャの教えはたくさんあるけれど、まず最初の基本的な教えは7つのポイント。
Oshoはこれを「マインド・トレーニングの七つのポイント」と呼び、彼の教えについてこう語っています。
- まず初めに、下準備を学ぶこと
- 全ての現象は夢のようなもの、と思うこと
- いまだ生まれぬ覚醒の本質を調べよ
- 合わせること、送り出すこと、そして受け取ることを一緒に修練せよ
呼吸に合わせて、これを行うこと - 三つの対象、三つの毒素は、美徳の三つの基礎
様々な行ないの中で、警句とともに修練せよ - 療法そのものさえも、独力で自由にさせなさい
- 基本的認識の自然な状態、その本質に落ち着くこと
修行の合間は、起こることを幻とみなすこと
アティーシャの知恵の書(上)より一部抜粋
七つの教えひとつひとつに瞑想せよ
深淵なる教えというのは、醒めていないと一瞬にして通り過ぎてしまいます。
タントラの教えも全く同じで、教えのひとつ、ひとつは途方もなく短い。そして、途方もなく深い。
だからこそ、このアティーシャの教えも油断なくハートに浸透するまで其々に瞑想していきたいものです。
これらの七つのポイント、あなたが目にする最も小さな経文には、計り知れない価値がある。
アティーシャが述べている一つ一つに瞑想することだ。
それらには全宗教が凝縮されている。その一つ一つを、明らかにしていくことだ。それは多くのものを含んでいる。
そうは見えないかもしれないが、このアティーシャの述べていることをに深く入っていく瞬間、それについて深く考え、瞑想し、試し始める時、あなたは驚くだろうーーーあなたは、自分の生における最も偉大な冒険の旅へと入ってい行く。
Osho 「アティーシャの知恵の書」より一部抜粋

アティーシャの知恵の書(上)
オショー・ラジニーシ
(翻訳)スワミ・ボーディ・デヴァヤナ
市民出版社 2012年03月

アティーシャの知恵の書(下)
オショー・ラジニーシ
(翻訳)スワミ・ボーディ・デヴァヤナ
市民出版社 2013年06月
アティーシャのハート瞑想をやってみましょう
この瞑想は、初心者も自分のペースで楽しめるので是非一度試してみてください。

週末二日間瞑想の旅#23「Oshoハート瞑想スペシャル&ハートスペース・ミーティング」
■ 日時:2025年9月5日(金)〜6日(土)
■ 会場:zoomオンライン
■ 参加費:18,000円
■プログラム
1日目
ハートスペース・ミーティング 20:00~22:00
・タントラ・愛・創造性、テーマに関する参加者からの事前質問に全てお答えしていく内容です。
2日目
瞑想キャンプ 7:30~20:45頃
・Osho ダイナミックメディテーション
・午前セッション#1(約2時間)
・午後セッション#2(約1時間〜半)
・Oshoクンダリーニメディテーション
・Sitting with Osho’s energy
(夜の瞑想)
■参加&視聴方法
お支払い完了後、ご注文頂いたメールアドレスに動画視聴用のリンクが届きます。
マイページにログインして、ご視聴ください。
■アーカイブ視聴期間
ライブ開催翌日より90日間視聴可能です。
Oshoの言葉
Oshoの講話シリーズThe Book of Wisdom(邦訳本:アティーシャの知恵の書(上))のなかで語られるOshoの言葉。
ハートは変容する力
アティーシャは言う。「結びつくことを、送りながらそれと同時に受け取ることを学びなさい。呼吸とともにこれを行いなさい。」
アティーシャは言う。慈悲深くなることから始めなさい。この技法とは、息を吸う時、……注意深く聴くように、もっとも重要な技法の一つだ……息を吸う時、あなたは世界中のすべての人々の惨めさを全部吸い込んでいるのだと思いなさい。その暗闇すべてを。その否定のすべてを。あらゆるところに存在する地獄のすべてを吸い込んでいるのだと。そしてそれをハートの中に吸収しなさい。
あなたは西洋のいわゆる肯定的思考主義の人たちについて読んだり聞いたりしたことがあるかもしれない。彼らはまったく反対のことを言っている。実際、彼ら自身何を言っているのかわかっていないのだが……。彼らはこう言っている。「息を吐く時、あなたの惨めさ、否定的なものを吐き出しなさい。そして息を吸う時、喜び、肯定的なもの、幸せ、明るさを吸い込みなさい。」
アティーシャの技法は、ちょうどその反対だ。あなたが息を吸う時、過去、現在、未来のこの世界の生きとし生けるものの惨めさすべてを、苦しみのすべてを吸い込みなさい。 そして息を吐く時、持てる限りの喜び、至福、祝福すべてを吐き出しなさい。息を吐きながら、自分自身をこの世界の中へと注ぎこみなさい。これは、慈悲の技法だ。すべての苦しみを飲み干し、至福のすべてを注ぎだす。そしてもしあなたがそうしたら、きっと驚くだろう。あなたが自分の内側で、世界の苦しみすべてを引き受ける瞬間、それらはもはや苦しみではなくなる。ハートはまたたくまにそのエネルギーを変容する。ハートには変容する力がある。惨めさを飲み込む、それが至福に変容される。そしてそれを注ぎだすのだ。
ハートがこのマジックを、この奇跡を行えるのをいったん学べば、あなたは何度も何度もこれを行いたくなるだろう。これはもっとも実際的な技法のひとつだ。簡単で、結果はすぐに出る。今日やってみて、どうなるか様子をみてごらん。
あなた自身から始めなさい
アティーシャは言う。「あなた自身を受け入れるという第一歩を踏み出しなさい。」
アティーシャはこう言っている、あなたが全存在に対してこの技法を行えるようになる前に、まず自分自身から始めなければならない、と。これは人間の内面の成長に関わる、根本的な秘密のひとつだ。何であれ、まず第一に、自分自身に行っていないことを他人に行ってあげることはできない。もしあなたが自分自身を傷つけるなら、他人を傷つける。もしあなた自身が自分にとって悩みの種なら、あなたは他人にとっても悩みの種だ。もしあなた自身が自分にとって祝福だったら、その時初めてあなたは他人にとっても祝福になれる。
何であれ、あなたが他人に対してできるのは、以前あなたが自分自身に対してできたことのはずだ。なぜなら、それだけが、あなたが分かち合える唯一のことだから……。あなたは自分が持っているものだけを分かち合える。あなたは自分が持っていないものを分かち合うことはできない。アティーシャは言う。「あなた自身を受け入れるという第一歩を踏み出しなさい。」世界中の惨めさをすべて受け入れて、それをハートに吸収させることから始めるよりも、あなた自身の惨めさから始めなさい。いきなり、深い海の中へ向かわないで、浅瀬で泳ぐのを学ぶのだ。そして、もしあなたがいきなり世界中の惨めさを受け入れ始めても、それはただ思索の中での試みにとどまってしまう。本物にはならない。不可能だ。それがただ口先だけのことにとどまるだろう。
あなたはひとりごとを言う。「そうだ、私は世界中の惨めさを受け入れている。」しかし世界中の惨めさの何を、あなたが知っているだろうか。あなたは自分自身の惨めささえも経験したことがないのに。
私たちは自分自身の惨めさから逃げ続けている。もし惨めさを感じると、あなたはテレビやラジオをつけて気をまぎらわす。新聞を読み始める。あるいは映画に行く。つき合っている彼や彼女に会いに行く。クラブへ行ったり、マーケットに買い物に行く、ただ何とかして自分自身を自分自身から遠ざけておくために。そうすればあなたは、その傷を見る必要がなくなる。内側がどれだけ痛んでいるかを見る必要はなくなる。
人々は、自分自身から逃げ続けている。彼らは惨めさについて何を知っているだろう?どうやって存在全体の惨めさについて考えることができるだろう?
まず、あなたは自分自身から始めなければならない。もし惨めさを感じているなら、それを瞑想にしなさい。ドアを閉め、静かに座りなさい。始めはその惨めさをできる限り強烈に感じなさい。その痛みを感じなさい。例えば、誰かがあなたを侮辱した・・・。さあ、その痛みを避ける最良の方法は、相手の所へ行って侮辱し返すことだ。そうすればあなたは彼にかかりきりになる。それは瞑想ではない。
もし誰かがあなたを侮辱したら、その人に感謝しなさい。その人はあなたに、深い傷を感じる機会を与えてくれたのだから。あなたの中の傷を開いてくれたのだ。その傷は、あなたが人生でずっと苦しみ続けてきた数多くのひどい中傷によって生じたのかもしれない。その人は、すべての苦しみの原因ではないのだろう、ただその引き金にすぎない。
苦しみは恍惚感へ、痛みは喜びに変わる。
ただ自分の部屋に鍵をかけ、静かに座りなさい、その人への怒りを持たずに、あなたの中にわき起こってくる感情に対して、拒絶された、侮辱されたという傷ついた感情に対して、全面的に気づいた状態でいるのだ。そうするとあなたは驚くだろう……その人物だけではなく、あなたを侮辱したすべての男と女、人々があなたの記憶の中で動き始める。 あなたはそれを思い出すだけではなく、それを再び生き始めるだろう。あなたはプライマルセラピーのようなものへ入って行く。
傷を感じなさい。痛みを感じなさい。それを避けないで……。だから多くのセラピーグループの中で、患者はセラピーが始まる前に、どんなドラッグも摂ってはいけないと言われているのだ。ドラッグがあなたを、内側の惨めさから逃避させてしまうという単純な理由のからだ。それは、あなたに傷を見ることを許さない。それは傷を押さえつける。それは、あなたが苦しみの中へ入って行くことを許さない。だがあなたが自分の苦しみの中へ入って行かない限り、その呪縛から抜け出すことはできない。
グループは入る前に、すべてのドラッグをやめるのは、まったく科学的なことだ。可能なら、コーヒーやお茶、タバコのようなドラッグでさえ……。なぜなら、そういうものはすべて逃避する手段だからだ。
気がついたことがあるだろうか?あなたは不安になるといつもすぐにタバコを吸い始める。それは不安から逃避する方法だ。あなたは吸うことで気を紛らわせる。実際、それはひとつの退化だ。タバコによってあなたは、再び自分が子どもであるかのように感じる。心配もなく、責任もなく……。喫煙は、まさに母乳を象徴している。タバコの熱い煙を吸い込むと、それはまさに、母親の胸で乳を与えられ、その温かい乳を吸い込んでいる日々へと呼び戻される。乳首は今ではタバコになっている。タバコは乳首の象徴だ。
退化することで、あなたは責任から、大人であることの痛みから逃避する。それが多くの種類のドラッグによって起こっていることだ。現代人は人類史上一度も例を見ないほど、薬漬けになっている。現代人は深い苦しみの中で生きているからだ。ドラッグなしに、そのような多くの苦しみの中で生きるのはほとんど不可能な状況だ。だがドラッグは障壁を生み出す。ドラッグは、あなたを薬漬けの状態にし、痛みを知覚するだけの繊細さを持てなくする。
最初に行うことは、部屋のドアを閉めて、何もしないことだ。テレビを観たり、ラジオを聴いたり、本を読んだりという気を紛らわすことを止めなさい。それも微妙なドラッグだから。ただ沈黙し、まったく独りでいてごらん。祈ることさえしないで。なぜならそれさえもまた、ドラッグだからだ。あなたはそれに夢中になる。あなたは神に話しかけ始め、祈り始め、自分自身から逃げてしまう。
アティーシャは言っている、ただ自分自身でありなさい、その痛みがどんなものであれ、苦しみがどんなものであれ、そのままにしておきなさい、と。まず始めは、それを全面的な強烈さの中で体験しなさい。それはむずかしいに違いない。それはハートを引き裂く。あなたは子どものように泣き始めるだろう。深い痛みで、床の上をころげ回りのたうち回るだろう。そして突然あなたは気づく。痛みがハートの中だけではなく、体全体に広がっていることに。あらゆるところが痛い。すべてが痛みだ。あなたの体全体が痛みそのものだ。
もしあなたがこれを経験できたら……それは途方もない大切なものだ……そうしたらそれを吸収してごらん。投げ捨ててはいけない。それはとても貴重なエネルギーだから、投げ捨てないように。それを吸収しなさい、飲みなさい、受け入れてごらん。それに感謝を感じてごらん。そして自分自身にこう言いなさい「今回、私はそれを避けないつもりだ。今回は投げ捨てない。今回はそれを飲み干し、客人のように受け入れよう。今回私はそれを消化する。」と。
それを消化するには数日かかるかもしれない。しかしそれが起こる日、あなたはよろめきながらひとつの扉にたどり着く。そしてその扉は、あなたを本当に遥か彼方へと連れて行ってくれるだろう。新しい旅があなたの人生に始まる。あなたは新しい別の存在になりつつある――なぜならどんな拒絶もなく痛みを受け入れる瞬間、そのエネルギーと質は変化する。それはもはや痛みではなくなる。
実際人はただ驚く。信じられない。それはとても信じられないようなことだ。信じられないだろう……苦しみは恍惚感へと変容できる、痛みは喜びに変わる。
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